稜線指定によるコーナフィレットの一括生成と修正

機械部品の稜線の丸めであるフィレット形状の生成は,CADシステムの不可欠の要素として実用化されている.しかし,商用システムにおいては,すべての形状に対して完全な形状生成は実現されておらず,パラメトリック設計機能と組み合わせると,幾何要素の消去や分割により間違った形状が生成されるなどの問題がある.そこで本研究では,フィレット形状を稜線の付加情報として記録し,稜線の本数,凹凸特性,生成順序に関係なく,一括してフィレット形状の位相を統一的に決定し,修正する方法を開発する.本年度は,頂点周りの稜線に対して,一部またはすべてにフィレットが指定された場合の形状を明確に定義し,これに基づいてフィレット形状を面取り形状に置き換えてその位相を統一的,かつ効率的に決定する方法を開発した.特に,フィレット形状が曖昧となるのは,構成面に凹頂角がある場合と考えてその定義を明確にし,自然な形状を生成した.

[発表]
・「稜線指定によるコーナフィレットの一括生成と修正(第1報)−面取り操作に基づく位相決定−」

東 正毅,中村淳英,穂坂 衛,2000年度精密工学会春季大会学術講演会,東京電機大学,東京,2000.3.22-24,(講演論文集,p.3)

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