位相,幾何拘束によるパラメトリック設計

現在,市販のCADシステムでは,フィーチャを基本としたパラメトリック設計機能を持つものが,その有用性から盛んに利用されている.しかし,これらの処理では,操作履歴を蓄えそれを再実行してパラメタの変更に対応しているため,処理時間がかかる,幾何形状を特定できない,設計者の意図しない形状を生成するなどの問題がある.本研究では,設計者がフィーチャにより製品形状を指定することは,その意図により形状の位相特性が拘束されていると考え,面ベース表現によりフィーチャに対する位相拘束と寸法拘束を統一的に記号処理し,設計者の意図に基づくパラメトリック設計法を実現する.設計者の指定を幾何形状の凹凸特性と面一致の拘束として位相構造を生成し,平行面間の寸法,角度寸法,稜線寸法から面方程式を記号的に記述して,製品モデルをパラメトリックに表現する.設計者が寸法変更を行う場合には,位相構造の変更がないかを凹凸特性と掃引立体の干渉より確認し,変更のない場合には即座に形状変更を行う.位相変更があってもその修正を希望する場合には,指定平面の移動による掃引立体を生成し,干渉結果をもとに位相を修正し,位相変更により幾何要素が消滅する場合には寸法拘束の整合化処理を行う.

input

[発表]
・「拘束指定によるフィーチャモデリング(第3報)−寸法拘束の拡張とその変更法−
千賀宏樹,U. Ingelstrom, 東 正毅,穂坂 衛,1999年度精密工学会秋季大会学術講演会,東北大学,仙台,1999.9.28-30,(講演論文集,p.138)

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