本報で得られた結果をまとめると以下のようになる。
(1)アザラシ型機構の構造をL字型に改良することで、干渉を減らすことができた。インチワーム動作を行わせた場合と同様の移動特性が得られた。
(2)制御素子のオン・オフのみによる単純な制御で、粗動モードにおける位置決めが可能であることを確認した。
今後は、誘導電荷フィードバックによる変位制御法と組み合わせることで、微動モードにおける圧電素子の伸縮を制御し、特性を明らかにする予定である。
Last modified on 08/06/2003 at 14:54:52 by Katsushi Furutani