豊田工業大学

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学長メッセージ

学長メッセージ

これからの時代の、豊田佐吉を育てたい。

工学は、人や社会が抱える課題を解決するための学問です。個人や組織の要望を受けとめ、あるいは先取りし、それに応えるために機械やシステムをつくりだす。そのためには、人の望みを思いやる温かい心が欠かせません。その温かい心から志は生まれます。しかし、技術が高度になった今日、蓄積された多くの知識を学ぶだけで終始し、工学の志を見失うケースも増えています。

大きな志や目標を初めから抱くに越したことはありませんが、そうそう持てるものではありません。まずは目の前の丘に登ってみることです。そうすれば、いままでとは違った景色が見えてきます。さらに登っていけば、視界も広がり、雲も晴れてきます。そうやって一歩ずつ志や目標を高め、確かなものにしていけばいいのです。

豊田佐吉翁とその子、喜一郎氏は、科学技術で欧米が大きく先行していた明治から大正、昭和にかけて、志と情熱を持って、優れた自動織機の発明と自動車の国産化に打ち込み、我が国の産業技術と繁栄の礎を築きました。

本学の建学の理念である「研究と創造に心を致し、常に時流に先んずべし」。これは、豊田佐吉翁の遺した言葉です。「研究」とは、文字通り究めていくことですが、究めることが新たなものを「創造」する力になります。ものごとの本質を究めようという姿勢を持って「時流に先んずべし」。すなわち、新たな時代を切り拓くべきという佐吉翁の教えです。

トヨタ自動車の社会貢献事業として1981年に豊田英二初代理事長らによって設立された本学は、彼らの志と情熱を次の世代に引き継ぐ工学教育と研究の場なのです。

豊田工業大学は「研究と創造に心を致し」これからの時代を創る豊田佐吉を育てたいと考えています。

豊田工業大学 学長
裕之
Hiroyuki Sakaki

学長プロフィール

1973年東京大学大学院工学系研究科電子工学専攻博士課程修了。
専門は半導体電子工学(半導体ナノ構造の物理とその応用)。
87年東京大学生産技術研究所教授に就任。米国IBMワトソン研究所客員研究員、科学技術庁創造科学推進制度
「榊量子波プロジェクト」統括責任者、応用物理学会会長なども兼務。2010年豊田工業大学学長に就任。
00年藤原賞、04年江崎玲於奈賞、05年日本学士院賞、08年文化功労者などを受賞。