豊田工業大学

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学長メッセージ

 
 

融合型 工学教育の実現に向けて

学長 榊 裕之

  生嶋明前学長の退任に伴い、2010年9月1日に学長職を拝命いたしました。本学は、1981年の創設以来、小規模ながら塾的大学として独自の工学教育を実践するとともに、創造的な研究を進め、科学技術の前線を拓き続けています。この実績を礎に、時代と世界の変化に応じて教育・研究の質を高め、内外で先導的な役割を果たせる大学への進化・発展を目指す所存です。皆様のご支援とご鞭撻をお願い致します。

新たな時代の到来に応える工学教育を目指して

  工学教育は、人と社会と地球生態系の求めに応え、素材や機器やシステムを開発・実現・活用する意欲と能力を備えた人材を育成することを、その使命としています。他方、現代社会を支える技術が高度化し、解くべき課題と解決手法が複雑化・国際化していく中で、工学教育の脱皮と進化が不可欠になっています。守るべきものと変えるべきものを見究め、新たな時代と世界に相応しい教育を提供 する責務を痛感しています。

  本学では「学内での実習・実験」と「企業でのインターンシップ」を重んじ、現物と現場に触れる中で工学や産業の諸手法を体得させ、「実践力」の大切さを知らせ、これを養うことに努めてきました。今後、研究体験も含め、現場での多様な現象との出会いの中で、背後にある物の本質や解決の糸口を見抜く力を鍛えさせたいと考えています。  

  また、本学では、電子情報工学、機械システム、物質工学に関する専門教育に加え、工学の共通基盤を学ばせることを重んじてきています。近年、専門領域の細分化が進む中、この知的基盤の中に異分野をつなぐ地下水脈が存在することが認識され、これを通じた協業が活発化しています。深い専門性に加え、異分野との協業力も養い、現代社会の諸課題に対し、分野横断的な手法で取組める人材の育成を目指していきます。さらに、2003年に設置した豊田工大シカゴ校(Toyota Technological Institute at Chicago)への本格留学や海外インターンシップなどの機会を提供し、外国語の習得に止まらず、骨太の国際性の涵養に努めてきましたが、この取組みをさらに進化させる所存です。

 

時代に先んじる研究・創造を目指して

   本学は、豊田佐吉の言葉「研究と創造に心を致し、常に時流に先んずべし」を建学の理念とし、時代を先取りする創造的な研究力を持つ人材を育てるとともに、自らの研究を通じて学術と技術の最前線を拓くことを使命としてきました。例えば、情報科学分野では豊田工大シカゴ校と連携し、人工知能分野の実績を礎に、車や歩行者の自動認識の研究を進め、高齢者の運転支援や安全確保の研究を進めています。また、持続可能なエネルギー社会に向け、高効率太陽電池に関して、産業界と協力して先導的研究を進めています。今後、国際的な競争と協力が強まる中、学内での学際協力に加え、産業界や国内外の研究機関との共同研究および人材交流による相互啓発を強め、さらに卓越した研究を進め、小さいながらも国際的に存在感のある研究機関にしたいと念じています。  

  ご存知の通り、本学はトヨタ自動車株式会社の社会貢献の一環として設立されました。激動する世界の中で、未来を担う技術者・研究者を着実に育てるともに、人間社会と地球環境の将来に資する科学技術の研究開発を進め、わが国と国際社会へ貢献できるよう、教職員が一体となって努力を高める所存です。皆様には、引き続きご支援とご鞭撻をお願い致します。また、折あれば、名古屋の南東、木々をわたる風が爽やかな高台のキャンパスにお越し賜り、学生・教員・職員に対して、直に励ましとご教示を頂きますようお願い申しあげます。

 

 

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