研究室が目指すもの
 今日,ヒトゲノムの解明をはじめ分子生物学の発展,バイオテクノロジーの革新,されにナノテクノロジーによるマテリアルサイエンスの躍進がバイオマテリアルの研究分野とその応用分野をきわめて広汎なものにしている。今日注目されている再生医療工学においては優れた機能を有するバイオマテリアルの創製に大きな期待が寄せられており,再生医療工学を支える基盤技術としてなくてはならない課題となっている。このような背景のもと,本研究室では主にバイオ高分子系ナノコンポジット材料の創製,構造と機能,ならびに加工について研究している。

主な研究テーマ
@ バイオポリマー系ナノコンポジットの創製とナノ構造制御
A 再生医療用高分子足場の創製
B 遺伝子治療を目指したDNA吸着可能医療用高分子足場の創製
C 中空球状構造アロフェンナノ粒子を用いた遺伝子・薬物輸送システムの開発
D 生命の起源(RNA形成)と天然粘土鉱物との関わり
研究室の特色
質の高い、かつインパクトのある研究内容を目指し、その分野を牽引出来る様な世界的リーダ養成を目標に研究を推進している。
学生諸君は、高い目標に設定された研究テーマに挑戦し、これまで修士研究は数多くの国際学会発表に繋がっている。
2009/2010/2012/2014年とこれまでに、5回の国際学会最優秀論文/ポスター賞を獲得している。
卒業・修士論文はすべて英語にて纏められ、研究内容に即応した国際誌に必ず掲載されている。
修士海外学外実習に6名の学生が参加 (Loughborough U., U. of Oxford (UK), U of Akron (USA), U.of Wisconsin-Madison(USA), Nottingham Trent U.(UK))。
これまでの共同研究実績
海外との共同研究実績
@ Nottingham Trent Univ. (UK): 2013-
A Univ. of Wisconsin-Madison(USA): 2013-
B Loughborough Univ. (UK): 2007-
C Univ. of Oxford (UK): 2007-
D Univ. of Limerick (Ireland): 2009-
E Landcare Research (New Zealand): 2009-
F Politecnico di Torino (Italy): 2007-
G Univ. Federal de Sao Carlos (Brazil): 2009-
H CSIR, Pretoria (South Africa): 2007-
I Helsinki Univ. of Thech. (Finland): 2010-
J KAIST (Korea): 2008