ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play
  • Available on the Windows Store

概要

豊田工業大学 2018

半導体微細加工技術により創る微小な構造( 構造のサイズは1マイクロメートル= 1 m m / 1 , 0 0 0 、1ナノメートル= 1 m m / 1 , 0 0 0 , 0 0 0 )が 重要な役割を果たす電気機械システムは、M E M S( M i c r o - E l e c t r o - M e c h a n i c a l S y s t e m s )と呼ばれています。微細さゆえに、通常のモノづくりの方法・発想とは異なる世界になります。予想外の結果が出たときの驚きや、問題を解決しながら進む過程にこそ、研究の醍醐味があると思います。私は、主に電気自動車への搭載を想定した、ガスセンサの研究を行っています。センサモジュールの小型・低消費電力化技術は、走行距離の目減りを最小にしつつ、車室内C O 2 濃度上昇がまねくドライバーの眠気防止につながります。この研究が将来、世の中に生かされることを目指して、日々研究を続けています。マイクロメートル・ナノメートルの世界には、驚きと技術革新を予感させる面白さがある。機械システム分野工学部4年マイクロメカトロニクス研究室澤田 貴裕愛知県立半田高等学校出身機械システム分野研究室自動車には数万点、宇宙ロケットともなれば数十万点ものパーツが複雑に組み合わされ、安全確実にその目的を果たすように作られています。問題は、パーツの数ではありません。重要なのは、どのようなパーツも単独で機能しているのではなく、これらが相互に関連し合いながら、まさにシステムとしてその役割を果たしていることです。さらに、今日のシステムでは、機能だけでなく環境への配慮も考えなくてはなりません。機械システム分野では、純粋な理論から実際のモノづくりまでを幅広い観点の下で、「電子情報」、「物質工学」等の他分野との関連性もふまえながら、「機械というシステム」を総合的に研究します。世の中を動かす、独創的な「機械システム」を追究。◎マイクロメカトロニクス研究室◎機械創成研究室◎固体力学研究室◎熱エネルギー工学研究室◎流体工学研究室反応性熱流体力学の見地から燃焼・爆発現象を解明複雑な形を超精密に創り・測るための機械や方法の研究光計測技術を用いた流れの現象解明と流体制御用アクチュエータの開発小さな働きもの:マイクロ機械に関する研究~軽くて強い機械構造・材料~この“矛盾”を克服する計算力学シミュレーションと最適設計法に関する研究◎材料プロセス研究室組織・表界面制御に基づき材料機能を極限まで高めるプロセス開発電子情報分野物質工学分野機械システム分野◎設計工学研究室未来製品を創造するコンピュータ援用設計の研究15 16