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【社会貢献活動】所属学区および近隣町内会の皆さまとの懇談会を開催~地域に根ざした大学を目指して~(9/3)

2025.09.16

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緑豊かな住宅街に溶け込む、地域と共生するキャンパス

 大学が果たすべき社会貢献にはさまざまな形がありますが、その中でも地域社会との連携は、大学にとって最も身近で重要な接点の一つだと本学は考えています。

 名古屋市天白区久方にキャンパスを構えて44年が経ち、社会構造が大きく変化するなか、地域とのつながりも時代に合わせて常に更新していかなくてはならない課題の一つです。そこで、情報発信や意見交換などを行うことを目的として、本学キャンパスに地域の皆さまを招いて懇談会を今年も実施いたしました。

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近隣の相生学区・高坂学区・久方中学校の6名の方々が参加

学部2年生の前田莉菜さんが懇談会に参加

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5月に実施した相生学区での清掃活動などについて話す、久方寮 「防災・交流委員会」の学部2年の前田莉菜さん

 地域の自治会や所属学区の代表者の皆さまに、本学の近況についてご紹介。その中で、この地域の住民でもある、久方寮で生活をする学生も同席し、意見交換を行いました。

本学では「初年次シェアハウス型入寮制」を取り入れており、学部1年生は全員、仲間とともに寮生活をおこないます。また寮には、学部2~4年生も入寮しており、選任された「学生サポーター」も共に生活を送り、新入生の大学生活を支援しています。

 また、久方寮では「寮生委員会」という組織があり、「上級生委員サポーター」である前田さんは、防災・交流委員としてメンバーとともに、寮内の防犯・防災点検のほか、寮外との交流活動、地域行事(ボランティア活動、交通安全啓蒙活動、区民祭り、ソフトボール大会、地域清掃等)などに取り組んでいます。

 前田さんは、久方寮の学生による清掃活動や今後予定されている地域連携活動について、学区の代表者の方々に報告を行い、それに加えて「この地域の住民の一員として、これからも積極的に地域と関わっていきたい」と述べました。

 地域の方からは、「夏の盆踊り大会に、海外の方(=本学の研究員)が多数参加され、国際色豊かで活気があった」との声が聞かれました。また、「高齢化が進むこの地域では、災害時に誰がどう行動するのか具体的なシステムが確立されておらず、若い学生の力や大学との連携を期待している」といった意見も出されました。 その他、地域の防災訓練への学生のボランティア参加や、小中学校との連携といったテーマについても意見交換が行われました。今回も本学にとって今後の地域との協力関係を継続していく上で、有意義な機会となりました。