豊田工大Release
【学生受賞】修士課程1年 丸山悠斗さんが電子情報通信学会東海支部「学生研究奨励賞」を受賞
2026.09.11

授賞式の様子
電子情報通信学会東海支部「令和7年度 学生研究奨励賞(学士)」を受賞
- 受賞者 豊田工業大学 大学院工学研究科 修士課程 先端工学専攻 1年 丸山悠斗さん(情報通信研究室)
※本受賞は、学部卒業研究(工学部 先端工学基礎学科)の成果に対するものです。 - 学会名 一般社団法人 電子情報通信学会 東海支部
- 受賞名 令和7年度 学生研究奨励賞(学士)
- 発表タイトル 超高速コヒーレント伝送に向けた光・ディジタル補償統合システム
- 受賞日 2026年6月12日
賞の概要
電子工学および情報通信に関する学問、技術分野において優秀な成績をあげ、その将来が嘱望される方を表彰する。(電子情報通信学会東海支部ホームページより抜粋)

研究概要
近年、動画配信や生成AI、クラウドサービスの普及に伴い、光ファイバ通信には、より多くの情報を高速かつ効率的に伝送することが求められています。大容量の光通信では、1本の光ファイバで2つの信号を同時に送る技術が利用されていますが、伝送中にそれらの信号が混ざるため、受信側では信号を分離する複雑な処理が必要となります。信号が高速化するにつれ、この処理は他の信号処理機能に比べ実装難度と消費電力の増加が大きな問題となります。
本研究では、2つの信号が混ざりにくい特殊な光ファイバを用いることで、受信側の複雑な信号処理を省略できる通信方式について検討しました。コンピュータシミュレーションと伝送実験を通して、毎秒1000億回という高速な信号に対しても、従来必要とされていた複雑な分離処理を一切用いずに、良好な通信性能が得られることを確認しました。本成果は、将来の大容量光通信における受信装置の処理負荷や消費電力の低減につながると期待されます。

研究で組み上げた光通信の実験装置
受賞コメント
自身の研究への取り組みが、このような栄誉ある賞という形で評価していただけたことを大変光栄に思います。日頃よりご指導くださっている森洋二郎教授をはじめ、研究室の仲間や研究活動を支えてくださった皆様に、心より感謝申し上げます。今後も新たな知見の獲得を目指し、より一層研究活動に励んでまいります。
関連:令和8年度 電気・電子・情報関係学会東海支部連合大会での招待講演
本受賞に関連して、2026年8月31日に静岡大学浜松キャンパスで開催された「令和8年度 電気・電子・情報関係学会東海支部連合大会」において、企画セッション「学生研究奨励賞(学士の部)・卒業研究発表賞受賞者による特別講演」に招待講演者として参加し、研究内容について発表しました。

発表の様子
