豊田工大Release
「親学」をテーマに地域連携~近隣小学校PTA主催・哲学対話セミナーに江口教授が登壇~(10/7)
2025.10.20
昨年度に続き本学での開催を希望されたため、地域連携の一環として開催(会場はiPlaza)
近隣の名古屋市立たかしま小学校PTAが主催する「家庭教育セミナー」にて、本学の人文科学分野(哲学)の江口建教授が「哲学対話」に関する講話を行いました。
名古屋市が推進する「親学」の取り組みの一つである「家庭教育セミナー」は、各小・中学校で毎年実施されています。
- 「親学」とは (名古屋市公式ホームページより引用)
今日、さまざまな要因から家庭の教育力の低下が指摘され、一人一人の親に対して今一度、家庭を見つめ直すことが求められています。親は、「教育の原点は家庭にある」ことを認識し、子どもとコミュニケーションを図りながら、子どもの健やかな成長に向けて力を注ぐ必要があります。名古屋市教育委員会が提唱し、推進している「親学」とは、子どもにとって親とはどうあるべきかを考え、子どもとともに成長する楽しさなどについて学ぼうとするものです。
江口教授の主な研究テーマは「子どものための哲学」などです。本学においては、教養科目の一つ、「哲学入門」などを担当しています。
セミナーでは、研究や教育活動に関連する近年の学校教育の変化やアクティブラーニングの重要性、子どもたちに期待されている能力などについて、江口教授が解説。
哲学対話の基本的なルールを確認した後、参加者全員でセッションを行いました。
正解がない問いに対し、哲学対話の手法を活かして、自身の考えをアウトプットする
小学生の保護者が共通して関心を寄せるテーマをお題にして、普段のモヤモヤとした感情を言葉にし、結論を目的とせず意見を交わすことで、自身の思考や価値観を広げ、深めていく感覚を実践的に体験しました。
