複雑な形を超精密に創り・測るための機械や方法の研究
Study on machines to create and measure complicated shapes and their applications
産業の発展を支える基盤となる分野が生産工学である。高度メカトロニクスと物理・化学現象とを有機的に複合させることにより、多くの工業製品を高精度に生産するための装置や技術を開発している。特に、ナノメートル(10-9m)オーダの精度を目指して、先端メカトロニクスを基礎から応用にわたり研究している。その一つとして圧電アクチュエータを用いて、通常サイズの機械とマイクロマシンの隙間を埋めるサイズの機構を開発している。
「生産工学」というと、「加工」のイメージを持つ方も多いかもしれません。しかし、本研究室の実態は違います。1がメカトロニクス、2が測定、3あたりでやっと普通にイメージされる加工が出てきます。「加工」と言っても、研究対象とする場合には、現象を解析するためには高度な測定技術が必要となり、新しい加工法を実現するためにはそのための機械(メカトロニクスシステム)が必要となります。したがって、「加工」という言葉から連想される研究内容からはかけ離れています。入ってみないと分からないようなすごい世界が待っているかもしれません。また、そんな世界を作ってみたい人に来てもらいたいと思っています。
「微細」と「精密」は違います。10mに対して0.1mmの誤差と1mmに対して1μmの誤差ではどちらが精密でしょうか。
超精密機械要素の開発、開発した超精密機械要素の応用、これらを実現するための技術を研究していきます。
百聞は一見にしかず。実態を見ずに語ることなかれ。そのためには、(1)メンバーになる、(2)見学、(3)???。最後に信じられるのは、自分で体験したことです。Join us!
Positioning stage for scanning probe microscope by using parallel mechanism |
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