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【高大連携】中央大学文学部の学生が本学の教育現場を調査~「愛知県のものづくり産業とSTEAM教育の関係」~(6/27)

2025.07.16

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本学の高大連携の取り組みに関心を寄せ、同大9名の学生さんが実地調査として本学を訪問

中央大学の「教育実地研究」の授業の一環で、同大学文学部人文社会学科教育学専攻3年次学生の皆さんが「愛知県のものづくり産業とSTEAM教育の関係」をテーマとし、5日間にわたって愛知県内の研究・教育活動の見学・調査を実施。

本学もその対象の一つとなり、調査最終日に同大学教員および学生の皆さんを本学キャンパスに受入れ、本学高大連携担当者が対応しました。

本学は、愛知県のSTEAM教育推進事業の一つである「知の探究講座」を毎年開講しており、当講座を受講する県立高校に通う高校生を受け入れています。


「知の探究講座」は愛知のものづくり産業を担う理数工学系の人材を育成する「あいちSTEM教育推進事業」の一つで、本学を含む連携大学による先進的な理数教育に関する知識・技術を高校生が修得する場として、毎年夏から秋にかけて愛知県教育委員会により継続的に行われています。


本学では「Science、Technology、Engineering、Liberal arts、Mathematics」の魅力を伝えるべく、教員が指導を行う実習や実験を通して、高校の学習で培った知識が大学におけるどのような学びにつながっていくのか、参加者である高校生が実感できる場を提供しています。

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熟考された質問を本学の担当者に投げかける中央大学の学生の皆さん

「知の探究講座」に取り組む本学の想い

ヒアリングでは、「知の探究講座」に関するさまざまな質問が投げかけられ、それについて本学高大連携担当者が次のような内容をお伝えしました。

  • 「知の探究講座」を実施するうえで意識していること

普通科に通う高校生の場合、工学の専門知識が少ない状況で本学を訪れることが多々あります。

そのような場合でも、いかに関心を持っていただき、実りあるものにしてもらうか、ということに重点を置き、教員と調整を重ねたうえで受け入れています。

  • 講座に参加する高校生への想い

大学の授業では、実験や実習を通して、高校の教科書で学んだ原理・原則がいかに活かされるかを解明していきます。

そのため、「知の探究講座」の担当教員は、参加された高校生の皆さんに、高校で身につける基礎学力がどれだけ重要かということを伝えています。

大学と高校の学びの関連性を知った上で勉強するのと、与えられた目の前のことを淡々と暗記するのでは、将来的に天と地ほどの差が生まれるはずです。

今高校で学んでいることが、大学での研究や将来の仕事につながることを知る場として活用してほしいです。

中央大学の皆さま、この度は本学へ関心を寄せて下さり、ありがとうございました。

この夏の「知の探究講座」のテーマは、"スマホを支える最先端テクノロジー"

2025年度の本学の「知の探究講座」では、「スマホを支えるミクロの世界と信号処理技術」をテーマに、1期と2期合わせて全7回の講座を開講予定。

「知の探究講座」を受講した高校生のうち、講座への取り組み状況が優れている生徒が、各講座を代表して発表する全体発表会は、2026年1月に本学を会場に実施される予定です。