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【トヨコウから海外へ!】先輩を囲む座談会を開催~本学からドイツのアーヘン工科大学博士課程へ進学~(4/16)

2025.05.02

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後輩からの質問にも笑顔で応じていた本田志穂さん

ドイツのアーヘン工科大学で博士研究に取り組む本田志穂さんを迎え、iPlazaにて座談会を開催しました

本学修士課程を修了後、ドイツのアーヘン工科大学博士課程へ進み、現在はドイツで生活を送りながら博士号取得に向けて精進されている本田さん。「後輩の皆さんに、自分の経験から少しでも何かを伝えられたら」という想いから、座談会への参加を快く引き受けてくださいました。

海外で活躍中の先輩の生の声を間近で聞くことができる機会とあって、座談会には新入生の学部1年生を含む多くの在学生が参加しました。 冒頭で本田さんが自身の研究内容を英語で説明され、続いて、本学からドイツのアーヘン工科大学へ進学した経緯について日本語で語ってくださいました。

今では博士研究を遂行できる水準までの高い英語力を持つ本田さんですが、本学入学当初は英語が苦手で、悔しい想いをしたそうです。iPlazaなど学内にある施設や仕組みをうまく活用して英語力を養い、先輩や先生方のアドバイスのもと、学修・研究に取り組み、自身でドイツ進学への道を開いていきました。

質問タイムでは、具体的な研究内容、本学とアーヘン工科大学との違い、ドイツでの生活についてなど、学生から多くの質問が寄せられました。 本田さんは一つひとつの質問に丁寧に答え、「何事も、無理だと思っても、興味があるなら躊躇せずトライしてみて」と、後輩である在学生に温かいエールを送ってくださいました。

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本田さんにドイツでの研究環境について質問する武次広夢さん

博士後期課程1年の武次広夢さん(知能情報メディア研究室)は、海外で博士研究に励む本田さんのリアルな声を聞きたいと、今回の座談会に参加した学生のうちの一人です。

2023年には、本学の連携大学院大学である豊田工業大学シカゴ校(TTIC)に3か月間留学していた武次さん。多様な国籍の研究者が集う環境で、世界トップレベルの研究に触れた経験から、海外も含めたキャリア形成を考えるようになり、「博士学外実習」では海外での実習を希望しています。

本田さんへの質問として、ヨーロッパにおける研究スタイルや研究環境の実態など、海外での進学に関する率直な疑問を投げかけていました。

武次さんは座談会を振り返って、「ドイツでの研究活動の魅力について、活き活きと話す本田さんの言葉に、勇気をもらえました」と話しました。

世界で活躍する先輩の姿は、在学生の日々の学修・研究活動を後押しし、自身の今や将来を見つめる良い機会を与えてくれます。

「自分の経験を伝えることにより、豊工からこんな生き方があるのだと、可能性の広がりを感じてほしい」という、本田さんから後輩へのエールが、直に伝わった座談会でした。

次号、広報誌ADVANCE特集記事「こんにちは!先輩」は本田さんが登場します。5月下旬にホームページで公開しますので、是非ご覧ください!