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海外経験で多様な視点を養う~比・セブ島海外渡航プログラム報告会開催~(4/28・5/2)

2025.05.21

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軽食片手に参加できるカジュアルな雰囲気での報告会。iPlazaではお昼の時間を利用して、さまざまなイベントを随時開催

「異文化理解による自国の価値」や「多様性」などを知るきっかけとして、大学ではさまざまな海外活動に関する情報提供を行っています

その中の一つで、2025年2~3月にフィリピン・セブ島で実施された地域開発活動プログラムに参加した学生(2024年度卒業生を含む)による報告会を、2日間に分けて行いました。

このプログラムには、「シティ(city)スラム」や「シー(sea)スラム」、「ゴミ山スラム」といったエリアで、現地の子供たちと交流するボランティア活動などが含まれます。

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セブ島での活動について説明する、修士課程1年の加藤太一さん(固体力学研究室

今回の報告会では4名が現地での活動をスライドにまとめ、プレゼンを通してプログラムの魅力を伝えました

「お土産などを売っていた女の子は、成績優秀で学校の先生になりたいと話していた」、「野菜をあまり食べないフィリピンの人々に、野菜たっぷりのクリームシチューを作って提供した」といった、現地ならではのさまざまなエピソードを交え、たくさんの写真とともに紹介しました。

「お金がなくても家族と一緒にいるだけで幸せ」と話すスラムの人々の姿を見て、幸せに対する価値観について改めて考えさせられたと語るプログラム参加者も。

今回スラムの住民と交流したことで、「日本での暮らしがいかに恵まれているかを再認識した」、「日々の暮らしに感謝の気持ちを持てるようになった」といった意見も聞かれました。

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石原悠雅さん(2024年度卒業、流体工学研究室)はオンラインでメッセージを伝える

また、フィリピンの英語環境について、「英語を話せる人は多いが、ゆっくり話してくれるので、語学力に自信がない人でも挑戦しやすい環境」と説明もありました。

同プログラムには本学の学生以外にも日本各地の大学生が多数参加したということで、「出身地の異なる20歳前後の同世代の学生と一緒に活動して、親交を深めたことがいい経験になった」、「文系の学生も多く、ボランティア活動について具体的な目的や計画を持って参加していたことに刺激を受けた」などの感想も。

他大学の学生と交流したことも、多様な価値観に触れるよい機会となったようです。

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修士課程1年の佐藤健吾さん(制御システム研究室)は英語で報告

プレゼン終了後の質問タイムでは、聴講に訪れた学生から数多くの質問が投げかけられました

「スラムの人々の生活向上に必要なものは何だと思いますか?」、「フィリピンの人と交流するうえで心掛けていたことはなんですか?」、「日本と同じくらい発展していることや、日本より発展している部分はありましたか?」など、今回のプログラムについての意見が求められました。

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在学生からの質問に和やかに答える河合健斗さん(2024年度卒業、知能情報メディア研究室

留学といっても一般的な語学力の向上だけでなく、ボランティア活動から得られる経験や他大学の学生との交流など、自己成長のためのアプローチはさまざまです。

今後も海外へ挑戦する学生に対して、大学はさまざまなサポートを行っていく予定です。