豊田工大Release
中野義昭教授による「研究談話会」を実施しました~半導体光電子デバイスと光集積回路~(6/9)
2025.06.13
中野義昭 副学長・教授
2025年4月に副学長として着任した中野義昭教授による「研究談話会」を実施しました
「研究談話会」とは、より広い観点からの研究推進のため、新たに着任した教員がこれまでの研究実績などを紹介する場として活用しています。
中野教授は、主に東京大学などで「半導体に基づく発光・光制御デバイス、光集積回路、太陽電池、およびそれらを作製する基礎となるエピタキシャル成長・微細加工プロセスの技術」の研究開発に取り組んできました。
今回の研究談話会では、昨今の人工知能の発展と普及に伴い、生成AIなどを利用する際に必要である行列演算が、データセンターでの電力消費を膨大化させているという問題について、「光集積回路」を用い課題解決に向け取り組むという、自身の最新の研究成果などを例に取り上げ、この研究領域の現状やこれまでの業績について説明を行いました。
「小さい頃から電気回路に関心があり、部品を買い集めてはラジオなどを自作していました。大学に進学してからは、そうした電気回路の『仕組み』や『なぜそうなるのか』といった"理由"を深く探求したいと考えるようになり、電子工学の分野に進むことを決意しました」といったような、探求心が現在の研究へとつながったという、大学での研究の面白さを象徴する印象的なエピソードが語られました。
本学という新たなステージでの活躍に注目!