豊田工業大学

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創造性開発工房-Eiji工房 教育支援

モノづくりの原点を体験する工学リテラシー

ものづくりの原点を体験する工学リテラシー

 体験的教育重視の考えから、1981年の開学以来、学部1年次必修科目としています。
 将来、3つの専門分野(機械システム、電子情報、物質工学)のうちどの分野を主専攻にするのかは学生個々で異なりますが、「モノづくり」の原点はすべての分野で共通しています。分野横断型の教育を標榜する本学では、すべての学生が「工学リテラシー1・2」を受講します。本科目で得られた経験は、ほかの創成科目でも活かされます。

 創造的な「モノづくり」の原点となる代表的な加工法のうちから、切削加工(旋盤加工、フライス加工)、放電加工、レーザ加工、塑性加工、焼結、溶接、射出成形、積層造形法、電子工作、半導体微細加工を自ら体験します。これらはいずれも3つの専門分野の基礎となる加工法です。
 本科目は、単に加工や工作を行う技能教育とは一線を画し、加工現象や加工プロセスの観察とデータ測定を通じて、エンジニアリング・サイエンスの糸口をつかむことを目的としています。さらに安全に対する基礎的な知識と行動を身に付けることも重要視しています。

 実習指導には授業担当教員と、企業での豊富で多様な実務経歴をもつ3名の常勤指導員のほかに、トヨタ自動車(株)から、毎週、非常勤指導員として専門家の派遣を受けています。永年の実務経験に裏付けられた知見を持つその道のプロから直々に、加工・安全に対する指導を受けるチャンスはとても貴重です。

工学リテラシーの特色

全員参加・全員実践による「モノづくり」の実体験

 講義に先立ち学生一人ひとりが直接「モノづくり」を体験することで、講義で理論等を学ぶ際にモノに関連付けた理解ができます。併せて、「安全」に対する知識と行動を身につけることができます。

生産加工に関する幅広いテーマを体験

 代表的な生産加工方法の基礎知識を広く理解することができます。

課題や問題点の自発的発掘を意識したカリキュラム構成

 予習→工作→測定・評価→考察(レポート)をサイクルとした実習を行うことで、学生は、自発的に考え、行動できるようになるとともに、エンジニアリングサイエンスの糸口をつかむこともできるようになります。

体験的学習における工学リテラシーの位置づけ

本科目の詳細は、シラバス「工学リテラシー1」、「工学リテラシー2」をご覧ください。

創成科目の支援

ものづくりの原点を体験する工学リテラシー

 PBL(Project-based Learning)科目でアイデアを具現化するためには、モノづくり技術が必須となります。創造性開発工房は、これらの科目が円滑、安全に実施できるよう、モノづくり活動を支援しています。