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学長挨拶 |
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■豊田工業大学の学生支援推進プログラムについて
文部科学省の御支援の下で、本学では平成21年度から「学生支援推進プログラム」を始めました。 “学生支援”というと、多くの場合、学生諸君の生活を経済的に支援することと、卒業後の自立に向けた就職活動の支援を意味します。実際に、本プログラムでも学生が就職活動の際に面する困難を乗り越えられるよう、種々の指導と支援を積極的に進めてきております。また、本学では、既に充実した奨学金制度を確立し、学生の経済的支援にも力を入れてきました。
昨年から開始した「学生支援推進プログラム」は、「個を活かし、伸ばし、社会へつなぐ就職支援の取組み」を名称としており、就職活動支援に止まらず、入学から卒業、就職に到る学生生活のあらゆる側面を考慮し、学生一人ひとりの個性に合った指導を行うことを目指しています。つまり、学生一人ひとりの状況や成長段階に応じて最適なアドバイスと支援を与えることにより、よき市民・よき職業人として自立し、活躍できるようにすることを目指しています。そのために本プログラムでは、従来のアカデミックアドバイザーと呼ぶ教員による指導と支援に加え、「学生キャリアセンター」を設置し、そのスタッフによる学生の支援も進めています。
このセンターでは、本学教職員による取組みに加えて、優れた社会経験を持つキャリアコーディネーターを新規に採用・配属し、学生からの様々な要望に応えています。本プログラムが有効に働き、本学に学ぶ学生一人ひとりのキャリアアップに大きく貢献することを心から期待しています。
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事業推進責任者 学生部長挨拶 |
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■個を活かし、伸ばし、社会へつなぐキャリアアップ支援
教授 成清 辰生 近年の大学を取り巻く環境はますます厳しさを増しており、特に、経済状況の悪化による就職率の低下が大きな社会問題となっております。幸い本学では、開学以来100%の就職率を維持してきましたが、更に就職支援の質を向上させるため、21年度より「学生支援推進プログラム」を実施し、学生一人ひとりに沿ったキャリア支援体制を確立する教育プログラムを推進しております。
本プログラムでは、21年度に学生キャリアセンターを設置し、本学が培ってきた就職支援のノウハウを活かしつつ学外から雇用した学生支援の専門家であるキャリアコーディネータを中心にキャリア支援を行っております。更に、本学の特色の一つであるアカデミックアドバイザー制度を活かすためe-カルテを導入し、アカデミックアドバイザーとキャリアコーディネータがさまざまな情報を共有できる情報システムを構築しました。このシステムにより、本学の特色である少人数教育の実践とキャリア支援を協調して推進する教育プログラムが実施できるようになりました。現在、「個を活かし、伸ばし、社会へつなぐキャリアアップ支援」をモットーに、キャリアセンターとアカデミックアドバイザーが協調して質の高い就職支援およびキャリアアップ支援を目指す全学的な取り組みを実施しております。
教職員一同、今後とも全力をあげて本プログラムの遂行に当たる所存であります。皆様にはますますのご支援を賜りたくお願い申し上げます。 |