豊田工業大学

サイトマップ

文字サイズ 標準

訪問者別

MENU

豊田工大Release

3分野の基礎を広く学び、専門を深めるために~学部1年生向けオープンラボを開催~(6/7)

2025.07.04

20250607_pic1.JPG
毎年6月ごろに学部1年生を対象とした「オープンラボ」を実施(写真:エネルギー材料研究室

「機械工学」・「電気電子工学」・「材料工学」の3分野を広く学ぶ"分野横断型履修"で工学の可能性を探る

本学の特色の一つである"分野横断型履修"。

全員が「先端工学基礎学科」に入学し、2年次前期までは3分野を広く学び、幅広い知識と論理的思考力を育みます。

学部や学科、コースなどが細かく設定されていて、受験する時点で具体的に学びたい分野を決めなければならないケースも大学によってはあるようですが、実際に入学して大学生活が進んでいくにつれて、「本当にこの学科でよかったのかな」「あの学科で学んでいることがやりたかったのに」と、迷いを感じることもあるのではないでしょうか。

自らが目指す方向性については大まかに考えていても、明確なビジョンに基づき分野やコースまで絞り込むことは難しい、という状態で大学入試に挑む方もきっといらっしゃるでしょう。

20250607_pic2.JPG
研究室見学を通じ、どんなことに興味を持っているか自分と向き合う(写真:レーザ科学研究室

本学に入学する学生は、「この研究に挑みたい」と決めて入学するという学生も、もちろん多くいる一方で、「工学を学びたい、でも具体的なことはまだ決めていない」という学生もいます。どの学生も工学のさまざまな一面に触れ、学びながら自分の進む道を探っていきます。

工学の世界への第一歩「工学スタートアップセミナー」

20250607_pic3.JPG
装置などを目の前に研究内容の説明を聞くとより創造力がアップ(写真:流体工学研究室

"分野横断型履修"への理解を深めることを目的とした「工学スタートアップセミナー」は、1年次前期の必修科目です。まずは大学の研究内容に親しみ、専門科目の計画的な履修につなげていくことを目的としています。

「工学スタートアップセミナー」は全8回の授業で、そのうちのテーマの一つが研究室を見学する「オープンラボ」です。今年は6/7(土)に実施し、1年生は5グループに分かれて、20以上ある研究室のうち合計5か所を訪れました。

「オープンラボ」は、興味のある研究室への理解を深めることはもちろん、これまで選択肢になかった研究室にも目を向ける貴重な機会でもあります。

そのため見学の際には、少なくとも2分野、3分野すべての研究室を見学することを推奨しています。

20250607_pic4.JPG
取り組んでいる研究内容についてプレゼンテーション(写真:情報通信研究室

先輩と交流できるのも「オープンラボ」の魅力の一つ

各研究室の見学では、修士課程や博士課程など、実際に研究を進めている先輩から説明を受けたり、疑問に思ったことをその場で質問したりすることができます。

今回の見学を通して、「興味がある分野以外の話を聞いて、どの研究室に行きたいのかを改めて考える貴重な機会になった」、「自分の興味や将来像と照らし合わせながら、進路選択できる良いきっかけになった」といった感想が寄せられました。

20250607_pic5.JPG
先輩学生による学生目線の研究説明も(写真:機能半導体デバイス研究室

ほかにも、「授業で学んだことが、どの分野のどの部分に活かされるかを知ることができて、今後の学修への意欲が高まった」といった声や、「研究内容を語る先生や先輩学生の目がキラキラしていて、憧れの気持ちを抱いた」など、研究室に足を運んだことで多くのことを感じられたようです。

学部時代に工学の基礎科目をしっかりと学んだうえで、専門的な知識や経験を活かし研究に取り組む先輩の姿に刺激を受け、将来の自分の姿を思い描く。先輩学生の一人は学部時代の自分を思い返し「今後の学修の原動力としてほしい」とメッセージを送りました。