豊田工業大学

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学長メッセージ

大学の本来的使命のさらなる強化をめざす

学長メッセージ

本学は、入学定員90名の小規模な大学です。しかし、「山椒は小粒でもピリ辛い」を具現する「設計図」を基に建学されました。たとえば、教員一人当たりの学生数は約10名と国立大学と同等で、教育・研究を深め得る構造です。大学の使命は「教育」、「研究」そして「社会貢献」ですが、本学設立に携わった方々は、この「設計図」を示すことで、「大学の本来的な使命をしっかり果たすように」と、私たちに託されたものと考えます。

大学教育にて、学生の皆さんが培うべき力は「帰結への深い理解」と「その理解に至る学習態度」です。全ての帰結には理由があって、理解するとは「帰結に対応した理由に納得する」ことです。理由は、それを帰結とするさらに深い理由を手繰ります。大学の教育内容は重層化・体系化された「帰結と理由の大規模な連鎖」なので、上記の学習態度が必須です。体系化により、大規模な連鎖も理解できるのです。この態度は、「自ら論理的に考えよ」ということです。独創性に富んだ研究の遂行にも、同じ態度が重要です。教育と研究を併走させる大学において「独創研究」が可能な理由は、ここにあります。

本学は、1981年にトヨタ自動車の社会貢献事業として設立されました。建学の理念は豊田佐吉翁の遺訓「研究と創造に心を致し、常に時流に先んずべし」ですが、これは高等教育機関である大学の使命そのものです。建学以来、国ならびに関連企業からのご支援を頂きつつ、自由で闊達な教育と研究を展開しています。一年生の全寮制、実習工房・クリーンルームでの実践教育、姉妹校豊田工業大学シカゴ校への留学や修士海外研究実習などでの国際性醸成など、独自の教育プログラムを整備しています。研究では、各研究室の独創研究を基盤としつつ、スマートビークル、スマートエネルギー、スマート光・物質をキーワードに、連携研究センターも稼働しています。

令和の時代が始まりました。キャンパスも新しくなる中、これを契機に、本学の学生と教職員は一体となって、「大学の本来的な使命をしっかり果たす」ための活動を加速させる所存です。キャンパス中央で大きく育つ楠木「天樹」とともに、本学も教育と研究の両面で「大樹」となれるよう、日々の努力を重ねて参ります。ご支援とご鞭撻を賜れますよう、お願い申し上げます。

豊田工業大学 学長
保立 和夫
Kazuo Hotate

学長プロフィール

1979年東京大学大学院工学系研究科電子工学専攻博士課程修了(工学博士)、同大学宇宙航空研究所専任講師。
93年同大学先端科学技術研究センター教授、97年より大学院工学系研究科教授。2008~10年の工学部長・工学系研究科長を経て、2015~17年には理事・副学長を歴任。
2017年に本学に副学長・教授として着任。学会等においては、電子情報通信学会エレクトロニクスソサエティ会長、日本学術会議会員・電気電子工学委員会委員長、2016年から2018年には応用物理学会会長を務める。専門はシステムフォトニクス、光ファイバセンサ。