豊田工業大学 研究センタースマートビークル研究センター
2010年設立 センター長:渡邉保真
生体機械医工学研究室
教授 奥山 武志
研究テーマ
- 指先力計測と触覚フィードバックを統合した指輪型ユーザーインターフェースの開発
- 小型触感計測システムの開発
主な研究内容
①指先力計測と触覚フィードバックを統合した指輪型ユーザーインターフェースの開発
車内インテリアのフラット化が進む一方、物理ボタンのような押し心地がないため、誤操作を招きやすい課題があります。
そこで、本研究では、ボタンのない場所でも確実な押し心地を再現する、指輪型のユーザーインターフェースを開発しています。指輪型センサで指先にかかる力を計測して入力データとすると同時に、その力に応じて適切な振動や衝撃をフィードバックするシステムの実現を目指します。日常生活から車内まで常時装着できる本システムを基盤に、将来的には視線移動のない安全な運転環境の実現やAI融合によるユーザーの操作意図の高度な認識・予測システムへの発展が期待されます。

②小型触感計測システムの開発
様々な製品開発において、機能性だけでなく、ユーザーの感覚的な快適性などの感性的高付加価値を創出することが求められ、質感を客観的に評価することが重要となっています。しかしながら、従来の据え置き型の評価装置では、車載インテリアをはじめとする実環境の部材に対する手触り感をその場で手軽に計測・評価することが難しいです。
そこで本研究では、柔軟で高感度なPVDFフィルムセンサを用いて、センサと計測対象との接触に伴う振動や力を計測するシステムを開発しています。コンパクトな駆動機構により適切なセンサの計測動作を設計し、得られた計測値から物体の粗さや摩擦、硬軟感に関連する特徴量を抽出することを目指します。将来的には、実環境で得られる手触り感データを基盤として、人間が感じる複雑な高級感の定量化への発展が期待されます。
- 生体機械医工学研究室 研究室情報
- 教授 奥山 武志 研究業績
